長崎で婚姻届を出すには|休日夜間の提出・ご当地婚姻届・結婚のお祝い制度【2026年10月】

長崎で婚姻届を出すには ご当地婚姻届とお祝い制度

長崎県内で結婚するときは、夫か妻の本籍地か、住んでいる場所(所在地)の市町に婚姻届を出します。2024年3月からは戸籍謄本を添付する必要がなくなり、長崎市・佐世保市・諫早市・大村市などでは、土日や夜間も守衛室や宿直室で届書を預かっています。佐世保市・諫早市・大村市・波佐見町のように、市町独自のデザインの婚姻届を用意しているところもあります。

この記事では、法務省と県内の市町の公式サイトを確認し、婚姻届の出し方、休日・夜間に出すときの注意、市町のオリジナル婚姻届や記念品、結婚した夫婦への市町のお祝い金をまとめました。

  • 2026年10月15日に、法務省と各市町の公式サイトを確認して作成しています。
  • 公式サイトでオリジナル婚姻届などを確認できなかった市町は、表や本文に入れていません。用意がないという意味ではありません。
  • 受付時間や配布場所は変わることがあります。届け出る前に、提出する市町の窓口に確認してください。

本サイトは民間が運営する情報メディアであり、長崎県および行政の公式サイトではありません。

目次

婚姻届は本籍地か住んでいる市町の窓口に出す

婚姻届は、夫になる人か妻になる人の本籍地、または住んでいる場所(所在地)の市区町村の窓口に出します。本籍地でない市町に出す場合も、法務省によると、2024年3月1日からは提出先の市区町村が本籍地の戸籍を確認できるようになったため、戸籍証明書(戸籍謄本)の添付は原則不要です。たとえば新婚旅行先の市町に出すこともできます。

婚姻届には、夫婦になる2人のほかに、成年の証人2人の署名が必要です。届書への押印は義務ではなくなりましたが、法務省は、届出人の意向で任意に押印することはできるとしています。婚姻できる年齢は、2022年4月から男女とも18歳以上に統一されています(法務省)。

婚姻届を出した日(受理された日)が、法律上の結婚の日になります。結婚記念日を決めて婚姻届を出したい場合は、その日に受理されるよう、前もって窓口で書類に不備がないかを確認してもらいましょう。

婚姻届の用紙の入手方法と届け出るときに必要なもの

婚姻届の用紙は、市町の窓口でもらうほか、市町のホームページからダウンロードできることもあります。長崎市は、婚姻届をダウンロードする場合はA3サイズの白い用紙に印刷して使うよう案内しています。小値賀町は、全国共通の様式なので、ほかの市町や店でもらった用紙や、キャラクターなどのデザイン入りの婚姻届も使えると案内しています。

届け出るときは、届け出る人の本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を持っていきます。佐世保市は、本人確認ができない場合でも届出はできるものの、その場合は届け出があったことを本人に書面で通知するとしています。

名字が変わる人は、婚姻届を出した後に、運転免許証や銀行口座、勤務先などの名義の変更が必要になります。市町の窓口でする手続きは、この記事の後半でまとめています。

休日や夜間でも婚姻届は宿直室などに預けられる

長崎市・佐世保市・諫早市・大村市・長与町・時津町・東彼杵町・波佐見町・佐々町などは、土日・祝日や夜間も、守衛室や宿直室などで婚姻届を預かると公式サイトで案内しています。ただし、その場で内容を審査して受理するわけではなく、預かった後、開庁日に担当者が内容を確認する仕組みです。主な市町の受付は次のとおりです。

市町休日・夜間の受付注意点
長崎市本庁守衛室で受付。平日は閉庁後の17時30分〜翌朝、土日・祝日(年末年始を含む)は24時間預かるだけで内容の審査はできない。開庁時に事前に相談するよう勧めている
佐世保市休日・夜間の受付窓口でいったん預かり、内容を確認した後、預かった日にさかのぼって受理不備があると預かった日にさかのぼって受理できない場合がある。平日8時30分〜17時15分に事前の確認を勧めている
諫早市本庁・各支所・小江深海出張所の当直室で、開庁時間以外に受付(小江深海出張所は22時〜翌8時30分と年末年始を除く)預かるだけで審査はできず、不備があれば後日来庁することがある。開庁時の事前審査を勧めている
大村市土日・祝日や夜間は市役所の宿直室で受付。土曜(祝日・年末年始を除く)の8時30分〜12時は市民課でも受付平日の開庁時間は8時30分〜17時15分
長与町役場本庁舎1階の守衛室(長与町図書館側入口)で預かり後日、内容確認のため来庁を求めることがある。住所の異動や世帯の合併は平日の窓口で手続き
波佐見町平日の夜間や土日・祝日は役場の警備室で預かり事前に戸籍班の窓口で不備がないか確認するよう求めている。名字の変更に伴う国民健康保険などの手続きは、平日に改めて来庁が必要

記念日が土日や祝日に当たる場合は、平日のうちに窓口で届書を確認してもらい、当日は記入済みの届書を預けるだけにしておくと、不備で記念日に受理されない事態を避けやすくなります。佐世保市や大村市は、不備がなければ預かった日にさかのぼって受理するとしています。波佐見町や長与町のように、休日に預けた場合は国民健康保険や住所の手続きができず、平日に改めて窓口に行く必要がある市町もあります。

長崎の市町が用意しているオリジナル婚姻届

結婚を祝うために、市町独自のデザインの婚姻届を用意しているところがあります。公式サイトで確認できたのは、佐世保市・諫早市・大村市・波佐見町の4市町です。窓口で配っているもの、PDFで公開して自宅で印刷できるもの、記念の台紙がつくものなど、入手の方法や特典は市町ごとに違います。波佐見町は、町のオリジナル婚姻届をほかの市区町村への提出にも使えると明記しています。ほかの市町のオリジナル婚姻届を別の市町に出したい場合は、使えるかどうかを提出先の窓口に確認しておきましょう。

佐世保市と諫早市のデザイン入りのオリジナル婚姻届

佐世保市は、市独自のデザインの婚姻届を用意していて、2025年4月にデザインを変更しました。複写式で、届出の内容の一部を手元に残せるほか、メッセージや写真も添えられます。市役所の戸籍住民窓口課や各支所、宇久行政センターのほか、JR佐世保駅構内の佐世保観光情報センターでも手に入ります。出生届にも市のオリジナル版があります。

諫早市は、「フルーツバス停」をデザインしたオリジナル婚姻届を、A3サイズのPDFで公式サイトに公開しています。ダウンロードしてA3の用紙に印刷して使います。

記念台紙つきの大村市と高校生デザインの波佐見町

大村市は、民間企業との官民協働でオリジナル婚姻届を作りました。1枚目が記入例、2枚目が提出用の届書、3枚目が記念台紙の3枚一組で、提出した後も記念台紙を手元に残せます。市民課と各出張所の窓口で配っています。

波佐見町のオリジナル婚姻届は、波佐見高校の美術・工芸科の生徒がデザインしたもので、2種類あります。役場で配布しているほか、PDFをダウンロードしてA3の白い用紙に印刷して使えます。控えがほしい場合は同じ届書を2枚書くと、うち1枚に日付入りの記念スタンプを押してもらえます。

婚姻届受理証明書や記念品で結婚の日を残す

婚姻届が受理されたことを証明する「婚姻届受理証明書」を、記念用のデザインで発行している市もあります。佐世保市のオリジナル婚姻届受理証明書は、佐世保の港からの景色や佐世保らしいイラストが描かれた3種類のデザインから選べ、1通1,400円です(通常の証明書は1通350円)。請求できるのは佐世保市で婚姻届を出した人で、市役所1階の戸籍住民窓口課や各支所などで申し込み、交付までは約10日かかります。結婚式のウェルカムボードなどにも使えるとしています。

五島市は、希望する人に、婚姻届の写しをラミネート加工した記念品を渡しています。希望する場合は、2人の写真などを持っていきます。大村市のオリジナル婚姻届の記念台紙や、波佐見町の日付入りの記念スタンプと合わせて、婚姻届を出した日の記念を形に残せる取り組みです。

記念用の受理証明書や記念品の申し込み方は市町によって違います。佐世保市の受理証明書のように交付まで日数がかかるものもあるため、結婚式などで使いたい場合は日程に余裕を持って申し込みましょう。

結婚した夫婦に雲仙市や小値賀町が出すお祝い金

結婚して市町に住む夫婦に、独自のお祝い金を出している市町もあります。対馬市は、結婚を機に市内へ移り住む夫婦への補助金として設けています。公式サイトで確認できたのは次のとおりです。

市町内容主な条件
雲仙市結婚支援金 20万円(10万円ずつ2年に分けて交付)。2026年3月31日までに婚姻した人は40万円2022年4月1日以降に婚姻し、婚姻後1年以内に申請。夫婦とも婚姻時に42歳未満(例外あり)、市内の同じ住所に住み3年以上住むことを誓約
小値賀町結婚祝金 10万円町内で籍を入れ、定住する意思のある夫婦
対馬市結婚移住奨励補助金 1組5万円婚姻届の受理の前後1年以内に市内へ転入し、転入から1年未満。申請時に夫婦とも50歳未満。本人か配偶者が公務員の場合や、事業所間の転勤の場合は対象外

これとは別に、新居の家賃や引っ越し費用を補助する結婚新生活支援事業を、2026年度は県内12市町が実施しています。雲仙市は結婚支援金と結婚新生活支援補助金の両方の制度を設けていて、それぞれに条件があります。申請の期限は、雲仙市が婚姻後1年以内、対馬市が転入から1年未満です。婚姻届を出すときに、窓口で申請の方法を確認しておきましょう。

婚姻届を出した後に必要な住所や名字の手続き

婚姻届を出した後は、住所や名字が変わる人を中心に、いくつもの手続きが必要になります。主なものは次のとおりです。

  • 住所が変わる場合の転入・転居の届け出
  • マイナンバーカードの氏名・住所の変更
  • 国民健康保険に入っている人の加入・脱退や名義の変更
  • 運転免許証、銀行口座、クレジットカード、勤務先の健康保険・年金などの名義の変更

大村市は、婚姻届に関連する市役所の主な手続きを一覧にした案内を公開しています。婚姻届を出しても住所は変わらないため、住所や世帯が変わる人は別に転入・転居の届け出が必要で、期限は14日以内です。諫早市は、本庁の「書かないワンストップ窓口」で、婚姻などの届け出に関連する手続きを一覧にした「手続き案内書」を渡しています。

休日に婚姻届を預けた場合、こうした手続きは平日に改めて窓口で行います。新居探しを始める夫婦は、市営住宅の新婚枠や移住の補助など、新婚世帯の住まいの支援も市町ごとに確認しておきましょう。

長崎の婚姻届とオリジナル婚姻届に関するよくある質問

婚姻届について、本文で扱っていない点をまとめました。

外国籍の人と結婚するときの婚姻届はどう出せばいいですか?

外国籍の人との婚姻や、外国の方式で結婚したことを報告する場合は、国によって記入方法や必要な書類が違います。大村市と長与町は、事前に提出先の窓口に相談するよう案内していて、長与町は、その場で受理できない場合もあるとしています。

どの書類が必要かは相手の国籍によって変わります。記念日に合わせて出したい場合は、日数に余裕を持って、提出先の市町の戸籍の窓口に必要な書類を問い合わせましょう。

休日に婚姻届を預けた後に役所から連絡が来ることはありますか?

あります。休日や夜間に預けた届書は、開庁日に担当者が内容を確認します。長崎市や長与町は、内容によっては後日窓口に来てもらう場合があるとしていて、壱岐市も、休日の戸籍の届け出は「受領扱い」とし、後日審査のため連絡することがあると案内しています。

連絡が来た場合は、案内に従って窓口に行きます。預ける前に平日の窓口で届書を確認してもらっておくと、こうした連絡や来庁の手間を減らしやすくなります。

本籍地ではない市町の窓口で戸籍証明書を取れますか?

取れます。2024年3月1日から、本籍地以外の市区町村の窓口でも戸籍証明書を請求できる「広域交付」が始まりました。請求できるのは本人と配偶者、父母や祖父母などの直系尊属、子や孫などの直系卑属で、窓口に行く人の顔写真付きの身分証明書が必要です。

郵送や代理人による請求はできず、コンピュータ化されていない一部の戸籍や、一部事項証明書・個人事項証明書は対象外です(法務省の案内)。名字が変わった後に戸籍証明書が必要になったら、住んでいる市町の窓口で請求できます。

目次