長崎で子どもが急に病気になったら|#8000・夜間急患センター・病児保育まとめ【2026年10月】

子どもの急な病気 夜間の受診先と病児保育

長崎県内で夜間や休日に子どもが急に熱を出し、病院へ行くか迷ったときは、県の小児救急電話相談「#8000」で受診の必要があるかを相談できます。すぐに診てもらう必要があれば、住んでいる地域の夜間急患センターや休日の当番医を受診します。翌日も熱が下がらず保育園を休ませる必要があるときは、病気の子どもを預かる病児保育を使える市町もあります。

この記事では、県と県内の市町の公式サイトを確認し、電話相談の番号と受付時間、地域ごとの夜間・休日の受診先、市町ごとの病児保育の施設と料金をまとめました。いざというときに慌てないよう、子どもが元気なうちに目を通しておいてください。

  • 2026年10月8日に、長崎県と各市町の公式サイトを確認して作成しています。
  • 公式サイトで内容を確認できなかった市町は、表に入れていません。施設や制度がないという意味ではありません。
  • 診療時間や受付の方法は変わることがあるため、受診や利用の前に各施設や市町の窓口に確認してください。
  • 緊急性が高く、急いで病院へ行く必要があると思われるときは、迷わず119番で救急車を呼んでください。

本サイトは民間が運営する情報メディアであり、長崎県および行政の公式サイトではありません。

目次

夜間や休日に迷ったら#8000と#7119に電話する

病院に行くべきか、救急車を呼ぶべきか迷ったときに使える電話相談が、長崎県には2つあります。子どもの急な病気やけがなら#8000、大人も含めて救急車を呼ぶか迷うときは#7119です。

電話相談番号受付時間相談できること
長崎県子ども医療電話相談センター#8000(つながらない場合は095-822-3308)平日・土曜は午後6時〜翌朝8時、日曜・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)は24時間子どもの急な病気やけがの、家での対処のしかたと受診の必要性
長崎県救急安心センター#7119(つながらない場合は095-801-1217)24時間365日救急車を呼ぶべきか、すぐ受診すべきか、どの医療機関に行けばよいか(全年齢)

#8000は、おおむね15歳未満の子どもの保護者などが対象で、看護師や保健師、必要に応じて小児科医が症状を聞き、家で様子を見てよいか、すぐに病院へ行くべきかを助言してくれます。松浦市の鷹島町・福島町からは#8000がつながらないため、095-822-3308に電話します。相談は無料ですが、通話料はかかります。

休日の昼間に診てもらえる当番医は、厚生労働省の「医療情報ネット(ナビイ)」で探せます。長崎県が以前運用していた救急医療情報システムは2024年3月で終了したため、県もナビイを案内しています。長崎市や時津町、壱岐市のように、市町や地域の医師会のホームページに休日当番医の一覧を載せているところもあるため、住んでいる地域の一覧のページをスマートフォンに保存しておくと、休日でもすぐに確認できます。

子どもを夜間に診る急患センターは地域ごとに違う

夜間や休日に子どもを診てもらえる施設は地域ごとに設けられていて、受付時間や対象年齢が違います。公式サイトで確認できた施設は次のとおりです。

地域施設子どもの受付・診療時間電話
長崎市長崎市夜間急患センター(栄町、長崎市医師会館1階)小児科の受付は毎日午後8時〜翌朝6時(年末年始は午前10時〜午後5時も受付)095-820-8699
佐世保市佐世保市立急病診療所(高砂町、すこやかプラザ1階)内科・小児科の受付は月〜土曜が午後7時30分〜10時45分、日曜・祝日・年末年始が午前9時30分〜午後5時45分0956-25-3352
諫早市諫早市こども準夜診療センター(諫早総合病院)診療は毎日午後8時〜11時(10時45分までに受付)。中学生までの内科的な急病0957-22-1380
大村市大村市夜間初期診療センター(こどもセンター内)受付は毎日午後7時〜10時0957-54-9911
島原市長崎県島原病院「小児の日曜診療所」診療は土曜午後6時〜日曜午後5時(午後11時〜午前9時は緊急時のみ)。中学生以下の内科の病気。電話受付は土曜午後5時30分〜日曜午後4時30分0957-63-0202

時津町は、町民の夜間の受診先として長崎市夜間急患センターを案内しています。諫早市・大村市・島原病院の施設は、来院する前に必ず電話で症状を伝えるよう求めています。佐世保市立急病診療所は電話での予約を受け付けておらず、来院した順に診察します。

急患センターでの診察は応急的なもので、佐世保市立急病診療所の場合、薬は原則1日分か休日の分だけです。翌日以降はかかりつけ医を受診する前提なので、急患センターで診てもらった後も、症状が続くときはかかりつけ医に相談しましょう。諫早市では小児科医の減少で、小児科の休日当番医が原則日曜だけになっています。

病児保育の施設と料金は住んでいる市町ごとに違う

病児保育は、病気の子どもや病気が治りかけの子どもを、保育園や学校に行けない間、看護師や保育士がいる専用の部屋で預かるサービスです。長崎市や諫早市のように市が施設に委託して行っている例があり、利用できるのは基本的にその市町に住んでいる子どもです。ただし、島原市の施設は2022年度から南島原市の子どもも使えるようになるなど、近隣の市町と協定を結んで相互に利用できる例もあります。施設の数や料金、対象年齢は市町によって大きく違うため、住んでいる市町の仕組みを先に確認しておく必要があります。

長崎市の病児保育は8施設をTe〇Teで予約する

長崎市は、市が委託する8施設で病児・病後児保育を行っています。対象は市内に住む乳幼児と小学6年生までの子どもで、利用料は1人1日2,000円です。食事代など500円(利用した場合)や、施設で診察を受けたときの受診料が別にかかります。生活保護世帯と市民税非課税世帯は、証明書類を出せば利用料が無料になります。

2026年1月から、8施設すべてで予約システム「Te〇Te(テオテ)」を使うようになりました。アカウントを作って利用したい施設に登録しておき、利用したい日の前日の正午から予約できます。予約しただけでは確定せず、施設が子どもの症状を確認してから、受け入れられるかどうかがメールやLINEで届く仕組みです。

医療機関が併設されていない施設を使う場合は、事前にかかりつけ医で「利用連絡書」を書いてもらいます。8施設のほかに、企業主導型保育施設のクレセール保育園も病児保育を行っていて、利用料は1日2,000円(食事代・保険料込み)です。

佐世保市は5施設と近隣市町の病後児保育を相互利用できる

佐世保市の病児保育室は、かんべ小児科・ひよこハウス・さいくさ小児科・いけだ小児科・Teddy’sの5か所です。対象は小学6年生までで、利用料は1日1回2,000円と、医師に書いてもらう連絡票の文書料500円(1つの病気につき)がかかります。きょうだいが同時に使うときの2人目以降と、4日以上続けて使うときの1人目は、1日1,000円に下がります。

利用するには、無料の事前登録が必要です。利用登録書を書いて使いたい病児保育室に出しておき、利用する前日までに医師から「病児保育事業連絡票」をもらって申し込みます。生活保護世帯や市民税が非課税の世帯は、登録のときに減額の申請をすると利用料が下がります。

佐世保市と近隣の市町は、2021年4月から病児・病後児保育施設を相互に利用できるようになっています。佐世保市の案内ページ(2022年6月更新)では、松浦市の今福こども園、西海市の瀬川こども園、東彼杵町のやまだこども園、川棚町のみつばこども園、佐々町のさざなみ保育園と佐々青い実幼児園の病後児保育が連携先です。案内ページの更新が古いため、使う前に施設へ確認してください。

諫早市や島原市など6市町の病児保育と料金

長崎市と佐世保市のほかに、公式サイトで施設と料金を確認できた市町は次のとおりです。

市町施設対象1日の利用料
諫早市ぞうさんルーム(前田小児科)、びっきーハウス(ますだ小児科内科医院)おおむね生後4か月〜小学生2,500円(昼食・おやつ代込み)
島原市病児保育 オリーブ(うちだキッズクリニック内)島原市・南島原市に住み、入院の必要がない子ども(年齢の記載なし)1,000円
時津町・長与町Hinamicco(ひなみこどもクリニック2階)保育所や幼稚園などに通う子と小学1〜3年生2,000円(診察料と給食費500円は別)
五島市聖マリア保育園の病後児保育室「コスモス」生後4か月〜小学3年生2,000円(給食は300円)
雲仙市くにみ子ども園の病後児保育センター、えとう病後児サポートルーム(回復期)、長崎県看護協会の訪問型(病気の最中も対象)市内に住む小学生以下公式ページに記載なし

長与町にあった病児保育「ひなたぼっこ」は2026年3月24日に閉所していて、現在は時津町のHinamiccoが時津町と長与町の子どもを受け入れています。五島市の施設は、病気の回復期の子どもを預かる「病後児保育」です。雲仙市は、施設で預かるのは回復期の子どもで、病気の最中の子どもは長崎県看護協会のサポートセンターが自宅に来て保育する訪問型で対応しています。

大村市・平戸市・壱岐市などは、今回の調査では公式サイトで現在の施設や料金を確認できませんでした。住んでいる市町の子育て担当の窓口で、利用できる施設を確かめておきましょう。

病児保育は子どもが元気なうちに登録しておく

どの市町の病児保育も、使う前に利用登録が必要です。島原市は母子健康手帳などを見ながら子どもの健康に関する情報を書くよう求めていて、熱を出した当日に書類をそろえるのは手間がかかります。長崎市はTe〇Teのアカウント作成と施設の登録、佐世保市は利用登録書の提出、島原市は市のこども課への「利用登録書兼同意書」の提出が、それぞれ事前に必要です。

諫早市のびっきーハウスは事前登録をしていないと当日は使えず、ぞうさんルームは当日に医院で登録することもできます。島原市は市外へ引っ越すと登録が無効になり、戻ってきた場合は登録し直す決まりです。佐世保市は感染症の流行状況によって利用人数を制限する場合があるとし、島原市も施設の受け入れ状況によっては利用できない場合があるとしています。長崎市は複数の施設を同時に予約することはできませんが、登録は施設ごとにできるため、近くの施設を2つ以上登録しておけば、1か所で受け入れを断られたときに別の施設へ予約し直せます。

長崎の病児保育と夜間の受診に関するよくある質問

夜間の受診や病児保育を使うときによく迷う点を、本文で扱っていない内容を中心にまとめました。

夜間の急患診療所には何を持っていけばいいですか?

佐世保市立急病診療所は、マイナ保険証または資格確認書、福祉医療費受給者証(子ども医療費の受給者証)、お薬手帳を持ってくるよう案内しています。支払いは現金のみで、未成年だけでは受診できず保護者の同伴が必要です。

受付には必ず受診する本人が来る必要があり、付き添いは原則1人です。同診療所では再来の診療はできず、続けて治療が必要なときはかかりつけ医を受診するよう求めています。保険証や受給者証、お薬手帳は1つにまとめておき、夜中でもすぐ持ち出せるようにしておきましょう。

時津町と長与町のHinamiccoは何曜日に使えますか?

Hinamiccoの利用日は月曜・火曜・水曜・金曜で、時間は午前8時30分から午後5時45分までです。木曜・土曜・日曜・祝日と、お盆(8月13日〜15日)、年末年始(12月29日〜1月3日)、ひなみこどもクリニックの休診日は休業です。予約システムか電話で空きを確認して予約し、当日の申し込みもできますが、前日までに予約した子どもが優先されます。

利用料は施設に直接払い、生活保護世帯や町民税非課税世帯などは、後日、役場に領収書を付けて申請すると差額が戻ります。戻った後の負担は、生活保護世帯と町民税非課税世帯が0円、町民税が均等割のみの世帯などが1,000円です。

諫早市で祝日に小児科の当番医がいないときは?

諫早市では、祝日に小児科の休日当番医がいない場合、小学生以上の子どもはその日の休日当番医に電話で相談し、小学生未満の乳幼児だけは諫早総合病院で午前9時から正午まで受診できます。

この対象や時間に当てはまらないまま諫早総合病院を受診すると、初診時選定療養費として7,700円(税込)を自己負担することになります。夜間は毎日午後8時から開いている諫早市こども準夜診療センターも使えるため、まずは#8000で受診の必要性を相談してから受診先を選びましょう。

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